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書籍案内-詳細


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ジャンル:教育
 

音楽
(保育内容シリーズ・5)

[監修] 谷田貝公昭
[編者] 高森義文

価格(税別): ¥ 1,500


概要

「幼稚園教育要領」と「保育所保育指針」に示される「音楽」の取扱は、きわめておおまかである。それはすなわち、この時期の音楽表現活動は自由が許されるのと同時に、保育者が「保育」という観点から、「表現」における音楽以外の分野とも統合した広い範囲から音楽を捉える必要があるということだ。
自由が保証されるからには、保育者には子どもの「音楽」について、十全な識見を身につけていることが望まれるだろう。本書は「音楽活動表現」について、実用的に述べた一冊である。また、保育現場で生き生きとした音楽表現活動を行うために、本書1冊のみからの視点に留まることなく、本保育内容シリーズのほかの分野も併読し、幅広い視野を持つよう心がけたい。

目次

【第1章】 保育と音楽
  第1節 音楽とは
  第2節 保育における音楽の意義
  第3節 音楽表現のねらいと内容

【第2章】 保育現場の音楽表現
  第1節 音楽的環境
  第2節 音楽表現の広がり
  第3節 年間を通して楽しむ幼児歌曲

【第3章】 音楽表現の実践
  第1節 音の遊びを中心に
  第2節 リズム遊びを中心に
  第3節 歌遊びを中心に
  第4節 楽器遊びを中心に
  第5節 総合的な遊び

【第4章】 保育者の音楽表現
  第1節 音楽を愛好する
  第2節 歌唱力を高める
  第3節 ピアノ演奏の力を高める
  第4節 リズム遊び・楽器遊びの創作
  第5節 音楽表現の指導

資料編 保育者のための資料
第1節 歌遊び楽曲編
第2節 リズム楽器の特徴とその用い方

関連資料
「幼稚園教育要領」(全文)
「保育所保育指針」(抜粋)

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-350-5
  • 発売日: 2004年9月
  • サイズ: A5判・並製
  • ページ数: 140頁

ジャンル:教育
 

造形
(保育内容シリーズ・6)

[監修] 谷田貝公昭
[編者] おかもとみわこ

価格(税別): ¥ 1,500


概要

領域「表現」を、「音楽」と2つに分け、「造形」として1冊にしたものが本書である。
子どもの自由な発想を第一に考え、無限に広がるイメージの表現に必要な手助けをさまざまな角度から行うことが、表現教育のあり方であろう。そのためには、保育者の子どもを受け入れる姿勢が大切であり、なによりも保育者自身の感性を磨くことが求められる。本書は、それらのことを踏まえ、実践的に「造形」について解説した一書である。

目次

【第1章】 保育における表現
  第1節 「表現」とは何か
  第2節 乳・幼児期における造形表現とは

【第2章】 子どもの表現を伸ばすための指導
  第1節 想像の世界を表現するとは
  第2節 絵画における表現発達
  第3節 年発達に応じた指導

【第3章】 保育者に必要な感性
  第1節 「形」の成り立ちと描き方
  第2節 「色」の成り立ちと作り方

【第4章】 自由発想への手助け
  第1節 遊びのなかでの造形表現
  第2節 自然のなかでの造形表現
  第3節 生活のなかでの造形表現

【第5章】 表現活動
  第1節 表現指導計画
  第2節 素材別指導
  第3節 問題別指導
  第4節 モンテッソーリ、シュタイナー教育の表現活動

【第6章】 障害をもつ子どものための表現活動
  第1節 障害をもつ子どもの保育
  第2節 障害をもつ子どもにとっての表現活動
  第3節 表現活動の実践事例

関連資料
「幼稚園教育要領」(全文)
「保育所保育指針」(抜粋)

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-351-2
  • 発売日: 2004年9月
  • サイズ: A5判・並製
  • ページ数: 146頁

ジャンル:教育
 

教育学の基礎
 

[監修] 原聡介 (有明教育芸術短期大学副学長・東京学芸大学名誉教授)
[編著] 田中智志 (東京大学大学院教育学研究科教授)

価格(税別): ¥ 2,200

【公務員試験対策講座にも活用されています!】


概要

今日の教育の基本問題に切り込む! 現在教育学の分野で最先端に立つ執筆者たちが、厳密な理論を展開して、教育学研究の核心論に迫る。
本書は、教職を目指す学生の指針となる一書である。

目次

●第1章 学校という空間〜教育人間学の視界から
  第1節 学校という空間〜〈まなざし〉が構築する場所
  第2節 学校空間の揺らぎ
  第3節 学校空間への人間学的な問い

●第2章 知識の教育
  第1節 学校教育における「知」の形〜知恵・知識・情報
  第2節 思考の訓練のための知識教育〜精神の形式としての知
  第3節 事物の写しとしての知〜世界観と知識
  第4節 人間とは何か〜ヒューマニズムと知識教育

●第3章 教育システム〜社会の中の教育
  第1節 教育と機能的分化
  第2節 教育と所得格差
  第3節 教育とグローバル化

●第4章 戦略的教育政策・改革と比較教育というアプローチ
  第1節 制度としての教育と教育改革
  第2節 比較教育というアプローチ
  第3節 教育政策と教育学

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-86359-027-4
  • 発売日: 2011年3月
  • サイズ: 四六判 並製
  • ページ数: 240頁

ジャンル:その他
 

環境ファディズムの恐怖
(ソシオ情報シリーズ7)

[編著者] 林俊郎

価格(税別): ¥ 1,200


概要

多様なアプローチから情報化社会の現実を鋭く考察する「ソシオ情報シリーズ」の第7弾。常識の枠だけにとらわれない斬新な視点から問題の本質を鋭く突く、待望の最新刊!

目次

第1章 環境ファディズム
第2章 社会指向型マーケティング・コンセプトの時代
第3章 家――その価値
第4章 歴史・社会・個人
第5章 社会情報とファディズム

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-397-0
  • 発売日: 2008年4月
  • サイズ: A5・並製
  • ページ数: 114頁

ジャンル:その他
 

社会情報の眼
(ソシオ情報シリーズ1)

[編者] 林俊郎

価格(税別): ¥ 1,600


概要

「社会情報学」とは古めかしいようで実は発展途上にある学問領域である。換言すると、社会(ソシオ)情報学とは、「情報を切口に社会科学全体を捉え直す」という、新しく誕生した学際的な学問なのである。情報を抜きにして現代社会を考えることはできない。さまざまな情報にどのように接し、情報のもつ虚実をどのように見抜くか、多様なアプローチから情報社会の現実を鋭く考察したユニークな一書。

目次

第1章 「肺がん」を蔓延させたある情報操作
第2章 情報社会と消費者
第3章 情報化社会の特徴と新しいビジネス
第4章 少子高齢化と福祉時代
第5章 オープンソース的なインターネット社会
第6章 コンピュータネットワークとウィルス
第7章 楽しく、役立つ情報教育に向けて
第8章 こころ・もの・ことば―言語情報論
第9章 日本語の感性・英語の発想
第10章 非言語コミュニケーションの科学
第11章 衣服が伝えるメッセージ
第12章 生活の中のイメージカラー

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-327-7
  • 発売日: 2002年4月
  • サイズ: A5・並製
  • ページ数: 176頁

ジャンル:その他
 

社会情報の論点
(ソシオ情報シリーズ8)

[編著者] 林俊郎

価格(税別): ¥ 1,400


概要

日本の戦後政策は日本民族が連綿と紡いできた遺産をことごとく断ち切ってきた。本書は、環境をはじめとする今日的課題について幅広い分野からの提言を行っている。

目次

第1章 日本民族発祥の地/第2章 日本の喫煙規制対策を振り返って/第3章 日本における受動喫煙問題について/第4章 こどもの環境と病気/第5章『洲崎パラダイス』、特飲街の女の生命観/第6章 自己呈示で情報を操作する/第7章 グーグルにみる情報の質第8章 色彩情報の整理と生活に活かす色/第9章 「NPO」を理解する/第10章 メディアのパーソナル化をどうとらえるか/第11章 居酒屋で学ぶ経済学

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-86359-003-8
  • 発売日: 2009年4月
  • サイズ: A5・並製
  • ページ数: 204頁

ジャンル:政治
 

リーディングス政治コミュニケーション
 

[編訳者] 谷藤悦史 大石裕

価格(税別): ¥ 3,000


概要

20世紀は「マス・メディアの時代」であったと言われる。本書は、20世紀を代表する政治学者が展開した政治とマス・コミュニケーションをめぐる研究を包括的にとり上げる。本書を一読すれば、20世紀に展開されたマス・コミュニケーション研究の軌跡を理解することができる。ラズウェル、ノイマン、コンバース、ジャビスといったマス・コミュニケーション理論の第一人者たちの論文を集めた好著。

目次

第1章 社会におけるコミュニケーションの構造と機能
1 コミュニケーション活動
2 構造と機能
3 生物学的な対応物
4 国際社会における<注目の枠組み>
5 詳細に見た場合の対応物
6 欲求と価値
7 社会紛争とコミュニケーション
8 効率的コミュニケーション
9 コミュニケーション研究
10 <注意集団>と公衆
11 感情集団と公衆
12 等しく啓蒙するという原理
13 要約

第2章 コミュニケーションの2段の流れ:仮説に関する最新報告
1 『ピープルズ・チョイス』の知見
2 投票研究の設計
3 その後の、3つの研究の設計
4 『ピープルズ・チョイス』につづく研究の知見
5 結論<略>

第3章 マス・コミュニケーションの効果についての知識:希望の淵
1 悲観論の根拠<略>
2 希望の根拠
3 一般化の適用:説得
4 一般化の適用:嗜好への効果<略>
5 他の分野への適応<略>
6 要約と結論

第4章 マス・メディアと投票行動
1 キャンペーン期間中のマス・コミュニケーション
2 政治的変化
3 個人の影響力(パーソナル・インフルエンス)とマス・メディアの影響力
4 間接的現実と大衆としての受け手
5 結論

第5章 情報の流れと党派的態度の安定性
1 概念的背景
2 難問と予測
3 検討

第6章 マス・メディアの議題設定の機能
1 方法
2 知見
3 検討

第7章 国際関係におけるイメージの論理:シグナルと曖昧性
1 コードとイメージの保護
2 曖昧さの効用

第8章 メディアと現実の社会的構成―理論と研究の統合に向けて
1 象徴的現実と客観的現実
2 象徴的現実と主観的現実
3 現実の社会的構成過程に対する全体的アプローチ

第9章 個人のメディア・システム依存の起源 ―社会学的枠組み
1 個人のメディア・システム依存の歴史的・構造的起源
2 個人−メディア・システム関係
3 環境的、メディア的、対人的、社会構造的起源
4 要約とコメント

第10章 「イベントとしてのイベント」と「ニュースとしてのイベント」―メディア効果研究にとっての「一致」の意味

1 現実とメディアの現実
2 報道の準拠枠組み
3 オピニオン・リーダーのメディア
4 報道の一致

第11章 「イデオロギー」の再発見:メディア研究における抑圧されたものの復活
1 意味づけをめぐる政治
2 構造の歴史化
3 現実効果
4 「言語における階級闘争」
5 ヘゲモニーと節合
6 社会構成体におけるイデオロギー
7 「コンセンサスの反映」から「同意の生産」へ

第12章 政治コミュニケーションに関する西ヨーロッパの視座―その構造と動態
1 「政治的なもの」をめぐる2つの考え方
2 西ヨーロッパにおける政治コミュニケーション研究の特徴の明確化
3 箱の中から脱出するか

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-322-2
  • 発売日: 2002年4月
  • サイズ: A5・並製
  • ページ数: 304頁

ジャンル:政治
 

サイバーポリティクス
IT社会の政治学

[編者] 岩崎正洋

価格(税別): ¥ 2,600


概要

IT時代の政治はどう変るのか。緊急の課題であるインターネットと政治について、現代世界を代表する新進気鋭の政治学者たちが取り組む。本書は、世界政治学会の学会誌であるIPSRを若手政治学者の手によって訳出したものである。訳者による追加論文および3本の書評論文を加え、さらに充実した内容となった。現代政治学の専門書でありながら、同時にインターネットと政治の可能性を考える上での入門書ともなっている。IT時代の政治を探る上で必読の一冊。

目次

序章 サイバーポリティクスとは何か
1 サイバーポリティクス論の射程
2 ポリスからサイバーポリスへ
3 サイバーポリティクス論の3つの視角
4 サイバーポリティクスのゆくえ

第1章 国際関係とサイバーポリティクス
1 問題の所在
2 新たな意味論
3 サイバーポリティクスの領域
4 新しい分野と新しい地勢の輪郭
5 サイバースペースに関する変数の地図
6 サイバーポリティクスと政治行動の進化パターン
7 知識と知識ネットワークの政治学

第2章 政治学とインターネット
1 岐路にあるグーテンベルグの銀河
2 情報通信技術の経済的次元
3 インターネット
4 インターネット・マルチメディア・社会システム
5 結びにかえて

第3章 ハイパーポリティクス

1 ウェブ環境における理論構築
2 概念と文脈
3 シソーラスのパズル
4 システムを元に戻す
5 諸関係をマトリックス内に閉じ込める
6 マトリックスモデルのシステム
7 結論

第4章 情報・ガバナンス・持続可能な開発

1 アジェンダにおける情報に関する規定
2 持続可能な開発のための情報は環境に関する情報だけではない
3 決定のための情報
4 水平的情報パラダイム
5 翻訳の不完全さ
6 診断と提案

第5章 情報通信技術の発達と民主主義
1 情報通信技術の発達と民主主義
2 新技術と民主主義の社会的基盤
3 電子民主主義のヴァリエーション
4 サイバーデモクラシーの分析枠組み

第6章 デジタルデモクラシー
1 『デジタルデモクラシー』
2 電子政府
3 市民社会とICT
4 デジタルデモクラシーの今後

第7章 サイバースペースの権力構造
1 サイバースペースとパワーの概念
2 サイバースペースに関わる3つのパワー
3 サイバースペースにおけるパワーの相克

第8章 インターネット時代の到来と政治
1 『インターネット・民主主義・民主化』
2 分析の視角:3つのレベル
3 国際社会におけるインターネットの影響
4 インターネット時代のゆくえ

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-323-9
  • 発売日: 2001年12月
  • サイズ: A5・上製
  • ページ数: 204頁

ジャンル:政治
 

戦後日本の国際政治論
 

[著者] 関嘉彦
[編・解説] 加藤秀治郎

価格(税別): ¥ 1,700


概要

本書は、欧米の政治思想を背景に戦後日本の国際政治論について重要な問題を提起してきた関嘉彦・東京都立大学名誉教授の論稿を集めたものである。関氏は戦前の代表的な自由主義者・河合栄治郎の門下生であり、民主社会主義の思想研究で卓越した業績を残している社会思想家である。その一方で、日本の安全保障政策についても強い関心を払ってきた。「知識人はなぜ過ちを犯したのか」を含む、国際政治に関する関氏の代表作を収録。

目次

序 編者解説 ―関嘉彦と戦後日本の国際政治論
第1章 知識人はなぜ過ちを犯したのか
第2章 中立主義者の国際政治観
第3章 「戦後民主主義」を再検討する
第4章 「保障」の思想を問い直す
第5章 憲法第九条をめぐる論争に決着をつけよ
第6章 アジア・太平洋戦争史観
第7章 社会民主主義と国際民主主義

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-319-2
  • 発売日: 2000年11月
  • サイズ: 四六・並製
  • ページ数: 184頁

ジャンル:行政
 

地方財政健全化法監査
 

[著者] 池田昭義

価格(税別): ¥ 4,200


概要

「財政健全化法」施行に伴う監査の要点をズバリ解説。「健全化審査意見書」の書き方など事例をあげてわかりやすく説明した。地方公共団体監査関係者必読の一書!

目次

第1章 監査委員による監査
第2章 外部監査人による監査
第3章 財政健全化法監査

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-398-7
  • 発売日: 2008年4月
  • サイズ: A5並製
  • ページ数: 372頁

ジャンル:その他
 

わが音楽巡礼
 

[著者] 皆川弘至

価格(税別): ¥ 1,400


概要

音楽プロデューサーの目で見た名曲・名演を多数紹介。また、録音風景からは偉大な演奏家の意外な一面も垣間見ることができる。クラシックファンならずとも、入門者から楽しめる著者渾身のエッセイ集。本書であげた珠玉の名演の数々は、読者の琴線に触れ、必ずや“座右の音楽”となるであろう。


主な掲載演奏家
朝比奈隆/井口秋子/小澤征爾/清水高師/園田高弘/山田一雄/ヘルベルト・フォン・カラヤン/アルヴィド・ヤンソンス/オイゲン・ヨッフム/マリオ・デル・モナコ/レナード・バーンスタイン/ミケランジェリ/リヒテル/パブロ・カザルス/ペーター・シュライヤー/サイモン・ラトル/ウォルフガング・サヴァリッシュ/カルロス・クライバー/クラウディオ・アバド/ヘンリク・シェリングなど

目次

 

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-365-9
  • 発売日: 2005年10月
  • サイズ: 新書上製
  • ページ数: 268頁

ジャンル:その他
 

ふわもこ猫
ポストカードブック

[作画] 中村剛

価格(税別): ¥ 750


概要

「ふわもこ画家」中村剛の初作品集。ポストカードとして、グリーティングカードとして、お部屋のインテリアとして、あなたの生活に「癒し」を提供します。

目次

 

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-366-6
  • 発売日: 2005年12月
  • サイズ: A6サイズ
  • ページ数: 32頁

ジャンル:政治
 

憲法改革の構想
 

[編者] 加藤秀治郎

価格(税別): ¥ 2,300


概要

憲法のどこをどう改革すればよいのか、法律学のみならず政治学、経済学の視点から学際的にアプローチ。不毛な憲法論議に終止符を打つべく、多彩な専門家が現行憲法の問題点を洗い出し、斬新な改革案を提言する。また、関連資料として憲法関連年表、憲法をめぐる主要判決、日本国憲法(全文)などを収録してあり、本書一冊で日本国憲法の論点が理解できる。

目次

第1章 憲法第九条を改正せよ
1 日本の安全保障の基本的前提
2 日本の個別的安全保障の法的課題
3 共同防衛と憲法第九条
4 集団的安全保障と憲法第九条
5 第九条をどう改正するか
6 早期の改正実現を基本とせよ
7 歴史的経緯からして集団的自衛権は行使可能

第2章 冷戦後の同盟戦略と集団的自衛権の転換
1 議論の今日的背景
2 世界の安全保障体制の転換――『価値の同盟』への変容
3 「安全保障共同体」へのアイデンティティーの欠如
4 新しい安全保障枠組みの構築と日本の対応
5 「集団的自衛権行使」の解釈マジックと神学論争の決着
6 憲法第九条の解釈変更と修正
7 「歯止め」のための提案

第3章 首相公選制に代わる現実的提案
1 放置できない「密室での選出」への不満
2 首相公選制と政治制度の改革
3 首相公選論の背景
4 首相公選制の議論の混乱
5 各種公選論の提案内容
6 首相公選論の問題点
7 フランスの「半大統領制」
8 ドイツ方式の総選挙

第4章 政治指導の正当性強化のための首相公選制
はじめに
1 首相公選制をめぐる問題提起のあるべき論理
2 首相公選制の危険性
3 首相公選制導入の背景
4 論点のすり替え―権力の正統性が本題
5 首相公選制導入の具体的提案
6 国民投票付託権と緊急措置発動権
7 結論

第5章 両院制改革への二つの提案
1 「衆議院優越」のイメージと現実
2 議会の二類型
3 両院制の類型
4 参議院の選挙制度についての議論
5 憲法制定過程における両院制
6 参議院改革の方向
7 参議院の段階的解消論

第6章 両院合同会の導入を提唱する
1 衆議院優越のイメージと現実のずれ
2 二院制の是非
3 議会制の変質に伴う第二院への期待
4 英連邦での両院合同会
5 英国の庶民院優越
6 「議会らしさ」の回復のための両院合同会
7 二院制的であって一院制的な議会

第7章 衆議院の解散制度の見直し
1 デモクラシーのコストと解散制度
2 日本国憲法と解散制度運用の現実
3 解散の理念と現実の運用
4 解散と「デモクラシーのコスト」
5 解散制度の改革の方向性
6 首相の指導力強化と解散制度

第8章 衆議院の解散制度の制限と現代的活用
1 わが国の解散制度の実態への疑問
2 解散権の理由づけ
3 解散権の濫用防止策
4 首相の指導力確保と解散
5 解散制の有効利用法案

第9章 政党の憲法的統制
はじめに
1 政党は権力争奪の主体である
2 国民は、政党に自らの利益を期待する
3 政党は、世論集約・政策作成・政策評価・政策責任を負う必要がある
4 成熟社会では政党改革が必要不可欠となる
5 政党基本法制を考えるための前提
6 政党基本法の構想

第10章 財政民主主義強化のための提言
1 憲法と財政民主主義
2 財政投融資と国会コントロール(財政投融資の国会コントロールは有効か)
3 新財政投融資制度とその問題点
4 財政投融資改革には何が必要か
5 その他の主な財政問題と国会コントロールの欠落
6 財政コントロールの強化方策

第11章 規律ある財政運営の方策
1 財政赤字の現状
2 財政赤字の問題点と財政再建の意味
3 財政規律と財政再建

第12章 人権の基礎
はじめに
1 個人の利益はなぜ侵害されるのか
2 個人の利益の侵害者はだれか
3 人権はなぜ保障されなければならないのか
4 人権を保障するための理論

第13章 情報の自由と保護に関する憲法的保障
はじめに
1 高度情報化社会への対応は、憲法二一条の表現の自由で大丈夫か
2 高度情報化社会で流通抑制すべき情報とは何か
3 電脳社会での個人はどのように扱えばよいのか
4 情報の価値の保護はどのようにすべきであるか
5 放送の自由をどう保護するか
6 通信の秘密の保護をどのように守るか
おわりに

第14章 環境権の憲法的保障
はじめに
1 環境権の主張
2 環境権に対する司法的判断
3 環境基本法の発想
4 環境権の憲法的保障

第15章 人権保障のこれから
はじめに
1 従来の法学理論の限界
2 人権理論の新展開
3 人権侵害への対処
4 人権の保障

第16章 日本立憲主義そのものの再設定を
1 改憲論に対する違和感
2 「改憲」よりも「立憲」を
3 政治主導を阻むもの――内閣機能の強化と首相公選制導入について考える

終章 提言――まず第九条と両院制の改革を
1 改革の優先順位を考えよ
2 第九条では解釈変更をし、明文解釈も進めよ
3 政権交代のルールを明快にする両院関係の改革を
4 引き続いて全面的な検討を継続させよう

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-337-6
  • 発売日: 2002年9月
  • サイズ: A5並製
  • ページ数: 248頁

ジャンル:その他
 

入門ドリル 書いて簡単!韓国語
 

[著] 溝口甲順

価格(税別): ¥ 1,400


概要

STEP1でハングルを、STEP2で韓国語の基本文型を学び、STEP3では習った韓国語を使って2泊3日の韓国旅行に出発! 随所にミニテストを設けてあり、習得具合を確認しながら進める自宅学習に最適なドリル。

目次

STEP1 ハングルを書いてみよう
STEP2 韓国語を書いてみよう
STEP3 出発!2泊3日の韓国旅行

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-380-2
  • 発売日: 2006年11月
  • サイズ: B5並製
  • ページ数: 120頁

ジャンル:教育
 

増補版 富士山トポグラフィー
透谷・正秋・康成らの旅

[著者] 橋詰静子

価格(税別): ¥ 1,800


概要

トポスは記憶の宝庫、心の磁場、人を成長させた場所。北村透谷の銀座・小田原・花巻、立原正秋の三島・鎌倉・三浦半島・両国橋・桜田門外・韓国、川端康成の長谷・伊豆湯ヶ島・豊橋、中里恒子の京都小倉山・大磯、大原富枝の土佐帰全山・吉野川、幸田文の向島・柳橋。あなたは目を閉じたとき、どこにいけますか?

目次

第1章 北村透谷のトポス
 1  銀座煉瓦街と国府津…水の活力
 2  小田原…批判精神をはぐくむ
 3  花巻…恋愛論『厭世詩家と女性』の新しさ
第2章 立原正秋のトポス
 1  三島…東富士地下水脈の治癒力『きぬた』の世界
 2  鎌倉…闇夜を彩る火の文学『薪能』
 3  千葉・岩手・信州・豊橋・飯田・蒲郡…四日間の旅の意味『辻が花』
 4  三浦半島…神話生成の光と陰『剣ヶ崎』
 5  両国橋と桜田門外…敗者の時代小説二篇『橋の上』と『雪の朝』
第3章 川端康成・井上靖のトポス
 1  長谷…観音霊場の康成
 2  伊豆湯ヶ島…温泉文学と観音信仰『虹いくたび』の〈銀の乳碗〉
 3  伊豆湯ヶ島…描かれた子どものこころ『しろばんば』―洪作少年の言語形成過程―
第4章 中里恒子・大原富枝・幸田文のトポス
 1  京都小倉山…しぐれともみじの日本文学『時雨の記』
 2  土佐帰全山・向島…この父の子『婉という女』『流れる』

書籍情報

  • ISBN-13: 978-4-90125-371-0
  • 発売日: 2006年4月
  • サイズ: 四六並製
  • ページ数: 256頁


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株式会社 一藝社
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